歯科の診療台の天井に画面を 治療中にあお向けで見る景色の考え方
歯科の治療中、患者さんは口を開けたまま、あお向けで、天井や診療灯を見ています。会話もしづらい状態です。 そこに画面があれば、気をそらせる助けになるかもしれません。 この記事では、診療台の上の画面について、考えておきたいことをまとめます。 (待合室の画面については、歯科医院の待合室の記事にまとめています。)
ここでの内容は、画面の置き方についての一般的な考え方です。診療の安全や感染対策については、医院の決まりと、関係する機器の取扱説明書に従ってください。
診療台の画面が特別なところ
- 見る姿勢が決まっている:あお向けで、見える範囲は、天井と、その近くの壁に限られます。
- 診療灯のまぶしさ:診療灯が顔を照らしているので、画面の位置によっては、まぶしさが重なります。
- 処置の音がある:器具の音の中で、画面の音は聞きづらく、かえって不快になることもあります。
- 動けない:患者さんは、自分で画面の向きを変えたり、目をそらしたりしにくい状態です。
置き方の考え方
- 視線の先で、無理のない位置:首を動かさず、目を少し上げるだけで見える位置に。実際に診療台に座って、目線を確かめます。
- 診療灯の光を避ける:診療灯の光が画面に映り込まないか、診療灯の位置を動かした時にもまぶしくないかを確かめます。
- 先生や衛生士の動きと干渉しない:器具の取り回しや、診療灯の操作の邪魔にならない位置と固定にします。
- 拭き取りやすく、コードを整理:医院の清掃や感染対策の運用に合わせて、拭きやすい機器を選び、コードを診療の動線から外します。
何を映すか
治療中は、ストーリーのある映像は、続きが気になって、治療が終わった時に、中途半端な気持ちが残ることがあります。 筋書きがなく、いつ見始めても、いつ目をそらしても同じ、ゆっくり動く景色が向いています。 たとえば、木漏れ日の森、波打ち際、雲の流れなどです(窓のない部屋に「景色の見える窓」をつくる考え方)。
- 音は消す:器具の音に混ざって聞きづらいので、画面の音は基本的に出しません。聞きたい人のために、イヤホンなどを用意する医院もあります。
- 急な明るさの変化や点滅は避ける:あお向けで目を開けている人にとっては、負担になります。
- 映してよいものか確かめる:動画サイトや配信サービスを個人の契約のままお店で映すと、規約に反することがあります(YouTube の場合)。
keensense の場合
keensense(キーンセンス)は、この記事を書いている私たちが運営している、自然の景色をウェブのブラウザで映すサービスです。 映像は穏やかな自然の景色だけで、急な場面の切り替わりや文字、広告は入りません。音はワンタップで消せます。
- 導入:専用の URL を、手持ちのテレビ・タブレット・パソコンのブラウザで開くだけです。会員登録・ログイン・工事・専用の機器は要りません(インターネットは必要です)。
- 景色:焚き火、ロウソク、森(夜明け・朝・日中・夕方・夜)、砂浜、公園(春の桜・秋の紅葉)、星空、雲海などから、お店に合うものを選べます。15 分・30 分・1 時間ごとに、自動で切り替えることもできます。
- 料金:月額 9,800 円、年額 98,000 円。1 拠点で 1 ライセンスで、同じ施設の中なら画面の台数は問いません。