待合室の「待たされ感」を減らす工夫 映像だけに頼らない5つの方法
病院やクリニック、サロンで、待ち時間はどうしても生まれます。 待ち時間そのものを減らすのがいちばんですが、すぐには難しいことも多いはずです。 一方で、同じ待ち時間でも、短く感じる人と長く感じる人がいます。この記事では、その「待たされ感」を減らす工夫を考えます。
待ち時間は、感じ方で長さが変わる
医療系の大学生を対象にした予備的な研究では、待ち時間を「無駄なもの」ととらえる人ほど、不満が強い傾向が見られたと報告されています (川崎医療福祉学会誌)。 小さな研究ですが、時間の長さだけでなく、待ち時間の過ごし方や受け止め方が、不満に関わっていることがうかがえます。
「待たされ感」を減らす 5 つの工夫
- 見通しを伝える:「あと何人」「今、何時の予約の方を診ています」と分かるだけで、待つ人は先の予定を立てられます。 ある病院の看護部の報告では、診察中の予約時刻を掲示することで、患者が呼ばれる時刻を予測でき、少し待合室を離れることもできるようになると考えられています (旭川赤十字病院の報告)。
- 待合室を離れられるようにする:呼び出しのベルやスマートフォンへの通知があれば、車の中や近くのお店で待てます。
- 座り心地と空間:座りやすい椅子、隣の人との距離、温度や明るさ。体が楽なだけでも、時間の感じ方は変わりそうです。
- 手持ちぶさたを減らす:雑誌や絵本、充電のできる席、Wi-Fi など、待つ間にできることを用意します。
- 落ち着いた画面:ニュースや番組ではなく、穏やかな景色を映すと、待合室の空気を静かに保てます(何を流すかの選び方)。
画面は、5 つのうちの一つにすぎません。見通しが分からないまま待たされる不満は、どんな映像でも解消できません。 まず見通しを伝え、そのうえで、待つ場所を心地よくする。その順番で考えるのがよいと思います。
keensense の場合
keensense(キーンセンス)は、この記事を書いている私たちが運営している、自然の景色をウェブのブラウザで映すサービスです。 森や砂浜、焚き火などの穏やかな景色を、待合室の画面に映せます。音を消して、呼び出しの声を邪魔しないようにもできます。
- 導入:専用の URL を、手持ちのテレビ・タブレット・パソコンのブラウザで開くだけです。会員登録・ログイン・工事・専用の機器は要りません(インターネットは必要です)。
- 景色:焚き火、ロウソク、森(夜明け・朝・日中・夕方・夜)、砂浜、公園(春の桜・秋の紅葉)、星空、雲海などから、お店に合うものを選べます。15 分・30 分・1 時間ごとに、自動で切り替えることもできます。
- 料金:月額 9,800 円、年額 98,000 円。1 拠点で 1 ライセンスで、同じ施設の中なら画面の台数は問いません。