録画のループ映像と、リアルタイムで描く映像の違い。店舗で使うときの得意・不得意
「環境映像」「ヒーリング映像」と呼ばれるものには、作り方が大きく 2 種類あります。 録画した映像を繰り返して流すものと、ブラウザなどで、その場で計算して描くものです。 どちらが優れている、というより、場面によって得意・不得意が違います。ここでは、できるだけ公平に整理します。
録画した映像(ループ)の特徴
撮影や録画した映像を、長さ数分〜数時間の動画にして流す方法です。動画サイトの環境映像の多くが、これにあたります。
- 強み:動画を再生できる機器なら、ほぼ何でも流せます。USB メモリや古いプレーヤーでも動きます。実写なので、写真のような質感が出ます。
- 弱み:短い映像を繰り返すと、同じ場面が戻ってくるのが分かります。つなぎ目が見える動画もあります。終日いるスタッフには、単調に感じられやすくなります。
- 通信:ネットから流し続ける場合は、映像のデータを、ずっと受け取り続けます。
- 権利と運用:動画サイトの場合は、広告や関連動画、規約の確認が必要です。
リアルタイムで描く映像の特徴
ブラウザ上で、炎や波、木漏れ日の動きを、その場で計算して描く方法です。この記事を書いている私たちが運営する keensense(自然の景色をウェブのブラウザで映すサービス)は、こちらにあたります。
- 強み:同じ瞬間が二度と来ません。炎や波の形が毎回違うので、繰り返しに気づきにくくなります。映像のデータを送り続けないので、通信量が少なくなります(最初に作品のデータを読み込めば、描くのは手元の機器です)。広告や再生バーは出ません。
- 弱み:描くために、ある程度の画面描画の力が要ります。古いテレビの内蔵ブラウザや、とても古いタブレットでは、動きがなめらかでない場合があります。また、実写ではなくコンピューターで描いた絵なので、実写のような質感を求める場合は、好みが分かれます。
店舗で選ぶときの 5 つの観点
- 画面の前にいる時間:数分しか見ない場所なら、ループでも気になりません。1 日中いるスタッフや、常連の方が多い店舗では、繰り返しが目立ちます。
- 持っている機器:最近のパソコン、iPad、Fire TV Stick などなら、リアルタイムの映像も流せます。古い機器しかない場合は、録画のほうが確実です。
- 回線:店舗の Wi-Fi が不安定な場合、映像を流し続ける方式は止まりやすくなります。
- 権利と広告:動画サイトを使う場合は、規約と広告の表示を確認します。こちらの記事で整理しています。
- 質感の好み:実写の質感が欲しいのか、静かな絵として置きたいのか。サンプルを実際の画面で見て決めるのが一番です。
どちらにも、向き・不向きがあります
たとえば、機器が古く、実写の質感が欲しく、画面の前にいる時間が短い店舗なら、録画の映像が合うかもしれません。 一方、1 日中画面が見える場所で、広告や操作の手間を避けたいなら、リアルタイムの映像が合います。 どちらを選ぶにしても、お店で流してよいと明記されたものを選ぶことが、一番大切です。
keensense は、お手元の画面で、そのままサンプルをご覧いただけます。 手持ちの機器で動きがなめらかかどうか、導入前に確かめてみてください。