お店でNetflix・Amazonプライム・DVDを流してもいい? 規約と著作権の確認点
家で契約している動画配信サービスや、手元の DVD を、待合室や店内のテレビで流せたら手軽です。 ただ、こうしたサービスの多くは、個人で楽しむための契約です。この記事では、流す前に確かめたい点を整理します。
ここでの説明は一般的な情報で、法的な助言ではありません。具体的な判断は、各サービスの規約や、権利を管理する団体・専門家への確認をおすすめします。 規約の内容は 2026 年 11 月 3 日時点で確認したものです。
動画配信サービスの規約は「個人的な利用」が前提
- Netflix:利用規約には、サービスとコンテンツは個人的かつ非商業的な利用に限る、という趣旨が書かれています。 また、明示的に許可されていない限り、商業目的や公衆への上映(public performances)に使わないこと、とされています。
- Amazon プライム・ビデオ:利用規約では、デジタルコンテンツの視聴は「お客様個人の非商用的で私的な利用に限り」許諾される、とされています。
ほかの動画配信サービスも、同じように個人向けの契約になっていることが多くあります。 お店のテレビで流すことが、規約で認められているかどうかを、それぞれ確認するのが確実です。
DVD やブルーレイは、「上映」の扱いになる
市販の DVD を、お客さまに見えるように流すことは、著作権法では「上映」にあたります。 著作権法には、営利を目的とせず、観客から料金を取らない上映は認める、という例外(38 条 1 項)があります。 ただ、お店や医院の待合室での上映がこの例外にあたるかどうかは、場面によって判断が分かれうるところです。
医療機関向けの映像の分野では、施設での上映ができるように権利の処理をした DVD を、別に販売している例もあります。 迷う場合は、「店舗・施設での上映が可能」と明記されたものを選ぶのが確実です。
お店で流す映像を選ぶときの確認点
- 店舗・施設での上映が許されているか:規約やライセンスに、はっきり書かれているか。
- 音楽の扱い:映像に音楽が入っている場合、店内での再生が認められているか。BGM の考え方はこちらの記事にまとめています。
- 広告や関連表示:営業と関係のない広告やおすすめが、画面に出ないか。
- 内容が場に合うか:ドラマや映画は、待ち時間の途中で呼ばれると、続きが気になったまま終わってしまいます。
keensense の場合
keensense(キーンセンス)は、この記事を書いている私たちが運営している、自然の景色をウェブのブラウザで映すサービスです。 店舗・クリニック向けには、お店で流すための商用ライセンスを用意しています。 映画やドラマのような物語はなく、焚き火や森、砂浜などの景色が、途切れずに続きます。
- 導入:専用の URL を、手持ちのテレビ・タブレット・パソコンのブラウザで開くだけです。会員登録・ログイン・工事・専用の機器は要りません(インターネットは必要です)。
- 景色:焚き火、ロウソク、森(夜明け・朝・日中・夕方・夜)、砂浜、公園(春の桜・秋の紅葉)、星空、雲海などから、お店に合うものを選べます。15 分・30 分・1 時間ごとに、自動で切り替えることもできます。
- 料金:月額 9,800 円、年額 98,000 円。1 拠点で 1 ライセンスで、同じ施設の中なら画面の台数は問いません。